車に雷って落ちるの？

車に雷って落ちるの？

天気予報で雷マークがあらわれたら、被害を抑えるためにできるだけ屋内に入ることが推奨されています。

その理由として、建物には避雷針などが設置されているので、雷が落ちた場合でも電流を屋内に通さず被害を抑えることができます。そして屋内と同じように、雷マークがついたら車の中に避難することも有効だとされています。

それは雷は車にも落ちることがありますが、車そのものが金属でおおわれているため、電位が発生せずに車中に入れば人体への安全が確保できるからです。金属ボディに電流が流れていたとしても、それに囲まれた内部は電場が遮られることがわかっているので、車内にいれば電流が流れる被害に遭う心配はありません。そして車に設置されているタイヤは絶縁物ですし、タイヤそのものに導電性のカーボンが練り込まれていることから、雷が落ちても電流がアースに流れていきます。アース、つまり地面に流れた電流はそのまま消えていきますから、被害を抑えることが可能です。

つまり車にも雷が落ちる可能性はありますが、金属のボディになっているため電流がそのままタイヤに流れて、そこからアースに逃げてしまうことから感電したり火災が発生するという心配はありません。