スタッドレスタイヤの交換時期

スタッドレスタイヤの交換時期の見分け方は、溝の残りとゴムの硬さの二つで判断します。

まず溝ですが、ノーマルタイヤに比べると一定の深さを必要とし、通常は50％程度の溝の深さを必要とします。それ以下になってくると、まだたっぷり溝があるように見えますが、機能が大幅に低下して危険です。

具体的には、プラットフォームあるいはスリップサインと呼ばれる溝の中に作られた山が顔を出したら交換です。夏用として使用できないこともありませんが、ワンシーズンだけ使用して、次の冬シーズン前に新品のスタッドレスタイヤに交換するのが普通です。

またもう一つの交換時期を見分ける方法は、ゴムの硬さです。手で触ってみたとき、新品のスタッドレスタイヤは非常に柔らかく、ふにゃふにゃしていて、手でぎゅっと押せば変形します。

しかし、時間が経過するとゴムがだんだんと硬化し、手で触っても変形させることができなくなります。こうなればノーマルタイヤとほとんど変わらなくなり、雪道で正常に止まることができなかったり、発進時にスリップしたりします。坂道であれば、全く登ることもできなくなってしまうことでしょう。

なお、硬さはディーラーや整備工場で測ってもらうことができます。

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