【車検】も【税金】もコミコミ♩トヨタの新車が月々...なのに
えっ?まだクルマ買ってるの?
バッテリー上がりの対処法!つなぎ方や原因とは?
冬の寒い朝、ベッドから体を起こし仕事に行く支度を終えて「さあ行くか」と車のエンジンをかける。
そこで初めてバッテリーが上がっていることに気づいた経験がある人は私以外にもきっといる、と思っています。
もしくは、車に乗り込んだときに天井のルームランプがつきっぱなしになっていて、
「まさか…?!」と焦ってキーを回すも想像していた通りの結果になり愕然としてしまったり…。
不思議なのは寒い朝にこうなったことが多い気がすることだったりするんですが、なんでなのでしょうか?
ということで、普段車に乗っていて見る機会も知る機会も少ないバッテリーのあれこれをまとめました。
これで、少しでもバッテリーが上がってデートに遅れ、相手に怒られてしまう経験をする人が減ればいいなぁ…。
「バッテリー」って何?バッテリーが上がった状態ってどういう状態?
車に積んであるバッテリーは夜のライトやエアコンに使う電気を貯めてあるものを指します。
普段は車を運転している間にそのエネルギーを使って発電しているためエアコンを使っていて突然きかなくなることはありませんし、エンジンがかからなくなってしまうこともありません。
バッテリーには「バッテリー液」と呼ばれる希硫酸と電解水が入っており、エンジンがかかっている状態で発電機(オルタネーター)で発電された電気が充電されたり消費されたりしています。
つまりエンジンがかかった状態で電気を使う分には大きな問題はありません。
ただ、エンジンがかかっていない状態、たとえば夜駐車している間中電気が使われていたりしたら…?
パソコンは起動の瞬間に電力を多く消費すると言われていますが車も同じです。
エンジンをかけるときに電気を使って起動しているようなものなので、その起動するだけの電力がなくなってしまっているとエンジンがかからなくなってしまう、ということがあるのです。
そんな状況を良く「バッテリーがあがった」というわけですね。
普段何気なく乗っている車ですが、複雑な仕組みがシンプルな動きでまかなれわるようになっています。
行きたいところに車に載って動くだけで発電され、CDで音楽をきいたりナビで地図を表示したりすることができて、運転中のエンジンをうまくつかって発電された電気を蓄電することができるからこそ不便を感じることなく車に乗ることができているんですね。
スポンサードリンク
バッテリー上がりの原因は?
・車の電装品(電気を使って動く機械)のつけっぱなし
・長期間動かさなかったことによる自然放電
・バッテリーの寿命
大きく分けると上の3つの原因になります。
まずは電装品のつけっぱなし、よく聞く原因の一つに「ルームランプのつけっぱなし」があります。
ドアが空いているときにルームランプがつく設定になっているときにドアをしっかり閉めず半ドアにしてしまうと、一晩中ルームランプがつきっぱなしになってしまうため、電気を消費し続けてしまい朝にはバッテリーがすっからかん…というわけです。
これは単純に充電してあったものを一気に使ってしまったからですが、電気をつけっぱなしにしたわけではないのにたまにバッテリーが上がってしまっていることがあります。
また、車を動かさない期間が長いと折角バッテリーに充電されていたものが放電してしまい充電がなくなってしまうことがあります。
車はエンジンがかかっていない状態でもナビゲーションの記憶装置や時計などを維持するために、少しずつでも電気を消費しています。
目立った消費ではありませんが、走行していない(=発電していない)状態でどんどん消費だけがされてしまい、最終的にはバッテリーがあがってしまうことに繋がります。
ライトもつけっぱなしにしていないし、良く運転しているのにエンジンのかかりが弱い、たまにバッテリーがあがってしまって充電してもすぐにだめになってしまう、という場合はバッテリーの寿命という可能性が出てきます。
一般的なガソリン車の場合バッテリーの寿命は2~4年と言われており、それ以上の期間バッテリーの交換をせずにいると徐々に本来の能力が発揮できず、蓄電される量も減っていきバッテリーがあがりやすくなってしまうのです。
エンジンをかけるときにキュルキュル言うようになったりエンジンをかけるまでに時間がかかるようになってきたときは要注意です!
ちなみに、バッテリー液には希硫酸が使われていると言いましたが、この希硫酸は寒さに弱いという性質をもっています。
例えば外気温が0度ぴったりの時には20度の時と比べると約80%の性能に、極寒の地域で氷点下20度になってくると50%ほどの性能になります。
夏と比べて冬のほうがバッテリーがあがりやすいと感じていた人もいるかもしれませんが、まさにその通りで冬はバッテリーがあがりやすい季節なのでいつも以上に注意が必要になります。
バッテリーが上がってしまったらどうしたらいい?
もしバッテリーが上がってしまったときの応急処置方法は3つあります。
①他のバッテリーが上がっていない車と繋いで起動する方法
②ジャンプスターターと呼ばれるバッテリー起動用の機械と繋いで起動する方法
③JAFなどのロードサービスを呼ぶ
これらの方法を知っておくだけで、いざというときの動き方が全然変わってくるのでしっかり覚えておくことをお勧めします。ではそれぞれの詳しい説明を続けます。
①バッテリーが上がっていない車と繋いで起動する方法
これは救援車という正常な車とドライバーに手伝ってもらい、バッテリーがあがってしまった車をブースターケーブルで繋ぐことで電気を供給する方法です。
ジャンピングスタートと呼ばれる方法で、赤と黒のブースターケーブルを使って2台のバッテリーを繋ぎます。
この時乗用車とトラックなど、電圧が異なる車はジャンピングスタートができないため注意が必要です。
また、ボンネットを開けてバッテリーを見るとわかりますが、赤い端子と黒い端子に明確に色分けがされた端子があることを確認できるかと思います。
この色と同じ色のブースターケーブルを繋ぎましょう、という意味なのでバッテリーの赤い端子に黒のブースターケーブルを繋いでしまうことがないようにしましょう!
繋ぎ方としては、
1、バッテリーが上がっている車の赤い端子
2、救援車の赤い端子
3、救援車の黒い端子
4、バッテリーが上がっている車の黒い端子
の順番でブースターケーブルを繋いでゆき、繋ぎ終わったら救援車のエンジンをかけましょう。
救援車のドライバーにアクセルを少し踏み込んでもらい、2000~3000回転くらいをキープしてもらうようにします。
その状態でバッテリーがあがった車のスターターモーターを回して(≒ブレーキを踏んだ状態でキーを回して)エンジンを始動させます。
この作業でエンジンがかかればひとまずの応急処置は完了です!
ただし注意が必要なのはあくまでここでの対応は応急処置であるということ。
この状態でエンジンを停止し、もう一度エンジンをかけようとしてもエンジンがかからないことも多くあります。
この応急処置は、外部からの刺激をもらって無理やり車を起動させたようなものなので、車が動けるようになったら30分以上は走行をするように心がけましょう!
走行することで発電機(オルタネーター)によりバッテリーに蓄電されていきます。
エンジンがかかったまま放置することでもある程度の充電効果は見込めますが、オルタネーターはあくまで走行中のエネルギーを使って発電をするもの。
なるべくなら車を走らせるようにしましょう!
また、この方法で無理やり起動させたバッテリーは弱っていたり故障しやすい状態になっていることもあります。
もし安全面を考えるのであれば、お近くの車屋さん・整備工場・ディーラーなどで点検をしてもらうことをおススメします。
車と車を結ぶブースターケーブルはカー用品店やインターネットで購入できます。
およそ2000円~数千円の幅で買うことができるので、今のお車に常備されていない方はお車に1セットいれておくようにすると、突然のバッテリー上がりにも安心…かも。
②ジャンプスターターを使う方法
さて、さきほどの応急処置ではもう一台車を用意し、お手伝いをしてもらう必要がありましたが、いつもそんな恵まれた状況になるとは限りませんよね?
ジャンプスターターはそんな「周りに誰もいないけどバッテリーも上がってる」という状況で活躍する相棒になります。
これは、ぱっと見はスマートフォンのモバイルバッテリーのような見た目をしていて、使い方もモバイルバッテリーに似ています。
使い方はシンプルで、ジャンプスターターから伸びているケーブルを上がってしまったバッテリーにつなぎ、ジャンピングスターターの電源を入れ、エンジンをかけるだけです!(ほんとにこれだけ。)車によってはジャンプスターターの電源を入れたタイミングで、車の電装品が「ピピピ」と起動する音が鳴る車もあります。
ケーブルをつなぐ順番は 「赤→黒→本体」
外す時はジャンプスターターの電源を切ってから「黒→赤」の順番で外す、ということだけ覚えておくと、いざというとき一人でもバッテリー上がりに対応できちゃいます♪
ジャンプスターターはカー用品店やインターネットで購入できます。
最近はスマートフォンのモバイルバッテリーも兼ねているタイプやアウトドアの時のライトの電源として使えるタイプなど多様なタイプが出てきていますので、お好きなものを選ぶとよいでしょう。
この場合も先ほどと同様、すぐにエンジンを切らずに30分ほど走行するようにすることで、しっかりと充電されますので、エンジンがかかったからといってすぐにエンジンを切ってしまうことの無いようにしましょう。
③ロードサービスを利用する
さて、いきなりバッテリーがあがってしまって、ジャンプスターターの準備もないときはロードサービスを利用することでそのピンチを抜け出すことができます!
代表的なロードサービスはJAF(日本自動車連盟)というものがあります。
単純なバッテリー上がりの場合は救援に来てもらったJAFの型にジャンプスタートをしてもらい、料金を支払うというのが一般的です。
もし、ジャンプスタートでも起動しないくらいバッテリーが壊れてしまっている場合はバッテリー本体の交換作業をしてもらいうことになります。
費用はかかってしまいますが、ジャンプスターターの用意がなく、近くに救援をお願いできる人がいないときは心強い味方となってくれます。
JAFは会員制となっていますが、会員でなくてもロードサービスを依頼することは可能です。
会員と非会員の一番の違いは実際にかかる料金で、例えば単純なバッテリー上がりの場合は、
・昼間(8時~20時) 一般道でのバッテリー上がりの場合
◎ 非会員の場合 :12,880円(基本料+作業量のみ)
◎ 会員の場合:無料
※バッテリー交換時のバッテリー代金はどちらも実費。
という感じで、会員であればサービスを無料で受けられるところ、非会員の場合は1万円を超えるくらいの料金がかかってしまうんですね。
とはいっても、バッテリーが上がってしまってはどうしようもありません。
もし、他に打つ手がないのであればロードサービスを頼りましょう!
そして、なるべくであればバッテリーがあがらないように、ライトのつけっぱなしなどに気を付けるようにしていけたらもっと良いですね。
ちなみに、JAFの会員となるとバッテリー上がりの対応や鍵を車の中においたまま鍵をかけてしまった場合のキーとじ込み、パンクの時のスペアタイヤ交換などのサービスを無料で受けることができるようになります。
入会金が2,000円、年会費が4,000円のサービスなので、お車に乗っているときのいつ起きるかわからない不安に対するおまもり的な意味で入会しても、安心してカーライフを送れると考えれば全然安いものかもしれません。
スポンサードリンク
バッテリーの点検方法
さて、ここまではバッテリーについてや、バッテリーが上がってしまった場合の対処方法についてまとめてきましたが、そもそもバッテリーが上がらない車ってあるのでしょうか?
答えはNoで、使用状況によりますがバッテリーには平均寿命があります。
おおよそ2年~4年が経つと徐々にバッテリーが弱っていき、ヘッドライトが少し暗くなったり、パワーウインドウの開閉が遅くなるなどの体感できる変化が出てきます。
少し弱っていても車の走行に問題がないようにみえますが、いきなり出先でエンジンがかからなくなってしまった、ということの無いように2~3年に一度ある車検のタイミングでの交換が望ましいと言われています。
また、バッテリーの電圧を確認したり、バッテリー液を見て確認したりする方法もあるにはありますが、専用の器具が必要だったりわかりづらかったりと難しい部分もあるので、そういう時はガソリンスタンドの店員さんにお願いしてしまいましょう。
目視による確認となりますが、バッテリー液の状況やパッと見て変形が無いかなどをみてもらえるので、ちょっとエンジンのかかりに不安があったり、さっき言ったようなヘッドライトが少し暗く感じるなどの変化を感じている場合は、ガソリンを入れる次いでに見てもらってしまいましょう。
そうしたちょっとした確認をしていくことでいつか起きるかもしれないバッテリー上がりが、「いつか」ではなく「もうすぐおきるかも」と予想することができるようになり、準備や心構えができ、安全な運転につながっていきます。
近い将来、新車に買い替えを検討中の方への重要なお知らせ※